2.ワーキングホリデーについて

韓国語を勉強するために、日本で韓国語教室に通ったり、オンラインレッスンを受ける方も多いかと思いますが、思い切って韓国に留学をしてみたいという方もいますよね。

条件はいくつかありますが、条件に合うならワーキングホリデービザを取得するという方法もあります。

ワーキングホリデーとは、韓国で韓国語の勉強をしたり、アルバイトをして暮らしてみたりと、韓国に長期滞在できる制度です。その制度を利用するためには、ワーキングホリデービザを取得する必要があります。

韓国の場合、ワーキングホリデービザは正式には「観光就業（H-1）ビザ」といいます。
つまり「観光」が主な目的で、観光で長期滞在するための生活費をアルバイトなどで収入を得ながら滞在してもいいというビザになります。

もちろん観光だけではなく、語学堂で韓国語を勉強することも可能です。
ただ、学校に行くのがメインの目的になってしまうと、もし申請書などを出す際に「学生ビザで申請してください」と言われてしまうこともあるので注意が必要です

【ワーキングホリデーの参加資格】

・申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること

・韓国滞在中に扶養家族を同伴しないこと

・ビザ申請時および取得時に日本国内にいること 

・パスポートの有効期間が査証発給申請時から6ヶ月以上であること

・往復航空券、又はチケットのコピーを持っていること
(帰りの航空券も必要となるので、帰国日の変更のできる航空券を選ぶといいです)

・滞在費などの生活資金があること
（レートにもよりますが約30万円以上。銀行の残高証明書の提出が必要です)

・韓国滞在期間中に有効な健康保険に加入していること
(日本の保険会社にもワーキングホリデー保険を取り扱っている会社がたくさんあるので、日本の保険会社に加入するのがおすすめ)

・過去に韓国のワーキングホリデービザで入国した経験がないこと
(ワーキングホリデーは1か国につき1回しか参加できません。他の国ならば参加可能です)

・犯罪歴がないこと 

このようにいくつか条件はありますが、ワーキングホリデーに参加するのは韓国語勉強をする上でとてもいい経験になります。

期間中は、1週間当たり最大25時間以内で働くことができます。
韓国でアルバイトをするとなるとある程度の語学力が必要となってきますが、日本人向けの飲食店など日本語をメインで使うお店もあります。
韓国に滞在して韓国語を勉強できるせっかくの機会ですから、たくさん韓国語を使える環境のアルバイトを見つけてみてくださいね。

올해 워킹홀리데이 가려고요.
(今年ワーキングホリデーに行こうと思います。)

ワーキングホリデーは韓国語で「워킹홀리데이」といいます。
日本では「ワーホリ」と略すことが多いですが、韓国では「워홀」と略すのが一般的。
また、ワーキングホリデー中の人を「워홀러」といいます。

現在、日本は26ヶ国もの国とワーキングホリデー制度の協定を結んでいますが、一番人気なのはオーストラリアとカナダだそうです。
韓国でも、英語圏への留学経験があると就職が有利になる傾向が強いため、同じくオーストラリアやカナダが人気です。

最後にアルバイトに関する例文を紹介します。

알바 소개 시켜주세요.
(バイトを紹介してください。)

한국어를 사용하는 아르바이트를 하고 싶어요.
(韓国語を使うアルバイトがしたいです。)

한국 요리점에서 알바하고 있어요.
(韓国料理屋でバイトをしています。)

ぜひ覚えて使ってみてくださいね。